2010年04月19日

一年経ったので

先日、第17回電撃大賞が締め切られたということで(投稿した皆様お疲れ様です!)、つまり私もデビューしてはや一年が経ってしまったわけで……思うところをつらつら書いてみます。

少し前に、同期の蒼山サグ先生との対談の収録があったんですが(6月売りの電撃文庫MAGAZINEに掲載される予定です)、その最初の質問が「デビューして何が変わったか」だったんですよね。
訊かれてハタと考え込んだんですが、ぶっちゃけ私個人に関しては大して変わってません(笑) ライフスタイルもまったく変化ないし、相変わらずVRゲームものばっかり書いてるし……。
でも考えてみると、その「変わってない」というのはけっこうスゴイことなんじゃないかという気もするのです。
正直、受賞からデビューの頃は、こんな私でもかなり緊張してたし怯えもしました(笑)。大賞なんてものを頂いてしまうと、きっと執筆に対する猛烈なプレッシャーがくるに違いないと身構えてたんですが、一年経った今もそういうのあんまり感じてないんですよね。相変わらず好きなものを好き放題書いてますし、それをどうこうしろと言われることもないですし。
もちろん、これには多くの読者さまの温かいご声援や、先輩作家さまがたの親身なアドバイスに拠るところも大きいんですが、同じくらい担当編集者さんの配慮にも助けられてるなーと感じます。
私、各所で「M木さんのロボットですからw」とか「M木さんの犬ですからwww」とか発言してますが、実際にはそんなことはぜんぜんなく(笑)担当さんには、各種プレッシャーの防波堤というか消波装置になってもらってる感がひしひしとあります。もちろん打ち合わせで議論するシーンもあるんですが、それも含めていい環境を作ってもらってるなーと。
まあ、うがった見方をすれば、それは《作家がそう感じるようにコントロールする編集者のテクニック》ということなのかもしれませんけどネ! でもそんな操作系念能力なら大歓迎です(笑)。

つまり何が言いたいかというと、一年経って改めて、電撃さんにお世話になれてよかったなーと感じているということです。担当さんに面と向かってはとても言えないのでブログで書いてみました。……まあ、まだM木さんとは一回もケンカしてないので、そのイベントが来たあとどうなるかは知りませんが(笑)。

でも、それ以外にも、電撃文庫にはほんとに優しく親切な先輩作家諸氏がちょーいっぱいいらっしゃいまして、とくに14期、13期の方々には、デビュー直後から溶け込めるように物凄い気を遣ってもらってありがたかったです。これも面と向かっては言いませんけどネ!
あと、ありがたいと言えば、今までずっと蒼山さんと同じペースで出版させてもらってることもですね。なぜかというと、進捗状況の遅れっぷりを聞き出してダメな安心ができるから! フシギなことに、4巻も5巻もほぼ完璧に同期してスケジュールが遅延してますw いつか四ヶ月ペースから落ちるときも蒼山さんはきっと付き合ってくれるに違いない、きっと。

とまあそんなわけで、この一年間は充実しつつもマイペースでやってこられました。繰り返しますが、それは本を読んで下さる方々の温かい応援があったればこそと確信しております。二年目も同じように、気負わず楽しい話を書いていきたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願いします!
posted by 川原礫 at 02:46| Comment(11) | TrackBack(0) | 雑記
この記事へのコメント
確かに変わってないってのもすごいと思います
M木さんって全然隠してないようなw 
Posted by 白いクロ at 2010年04月19日 12:36
韓国でカワしなさいレキニムのアクセルワールド, ソドアートオンライン(SAO) を見てインターネット検索中偶然にホームページを尋ねてコメント一つダルゲですよね..

現在アクセルワールド 1, 2冊ソドアートオンライン 1, 2冊見ました..

韓国の梁山型ゲームファンタジーを見ている途中ソドアートオンラインを見たら本当におもしろいですね..

アクセルワールドも本当におもしろく見たんです..

在宅ライトノベルは見なかったがカワしなさいレキニムの諸本を見てライトノベルを集めるように吹きます..

いくらならない小遣いでアキョがでありもう 70冊身近に集めましたね..

アクセルワールド, ソドアートオンライン次圏も期待します.

今後ともおもしろいライトノベルたくさん書いてください ^^

翻訳機で使って文脈が変だとしても理解してください..(ブログ住所ゾックウレで少なかったがすべて削除して文ないです..)
Posted by 金嶺とは at 2010年04月19日 14:26
以前から疑問に思ってたのですが担当のM木さんというのはK書目録の作者さん、Oの妹の作者さんの担当さんと同一人物なのでしょうか?

あ、自分は来年電撃小説大賞に応募してみるつもりです
Posted by 空蓮コウ我 at 2010年04月19日 21:03
焦らず楽しんで書いてください(笑)
健康第一!無理して体壊さないようにしてもらえればとおもいます。
Posted by 時雨 at 2010年04月21日 20:11
気付けばブログなんてものが・・・!
もう川原礫という名前を見始めてから1年もたったんですね。
本当に楽しそうで何よりですw
Posted by NiShi at 2010年04月21日 23:57
一年ですか。長いようで短いですね・・・。
これからも1年2年と、先生が書かれる作品を読んでいきますので、がんばってください
Posted by セレスティ at 2010年04月22日 16:12
もう1年たつのか、と驚いた勢いで描き込んでいます。高校時代からSAOを楽しく読ませて頂いてきましたが、その更新ペースには驚かされるばかりでした。四ヶ月ペースは読者としてとても嬉しいのですが、あまりこだわらずに体調第一で書いて頂ければ…。これからも作品を楽しみにしています。がんばって下さい。
Posted by さてと at 2010年04月23日 23:58
関係無いけど、
ソードアート・オンラインいつも読ませていただいてます!!
ホントに面白いです!
執筆頑張ってくださいね!♪
Posted by 8931 at 2010年04月24日 00:01
>白いクロさん
まったく隠れてませんがいちおう様式ということで……(笑

>金嶺とは さん
多分お名前がちゃんと表記できてないと思いますがすみません!
コメントありがとうございます。
アクセルワールドとソードアート・オンラインを韓国で出版しているソウル文化社さんは、私が商業デビューする以前から出版の打診を下さった会社で、それが実現して本当に嬉しく思っています。
私も沢山の韓国製ネットゲームで楽しませて頂きましたので、少しでもその恩返しになったなら嬉しいです。
頑張りますので、これからもよろしくお願いします!

>空蓮コウ我さん
ですです、M木さんは他にも、『嘘つきMーくん』や『S眼のSナ』(……この伏字意味あるのカナ!)の担当もしておられます。いったいいつ休んでいるのか謎です。
次回の電撃大賞に応募なさるとのことで応援しております!
アドバイスできる程の者ではないですが、強いて言えば早めに書き上げてトコトン推敲できるとベストかなーと思います。
(私は『アクセルワールド』を、もう誤字一個もないだろう! というところまでチェックしまくったつもりだったのに、結局10箇所以上も見落としてました……)

>時雨さん
焦らず楽しんで書いてるつもりなんですが、健康にはどんどん自信がなくなっていきます(笑) 無理なんてしたくてもできません☆
お気遣いありがとうございます!

>NiShiさん
こっそり(でもないですが)始めてみました!
最近ようやく川原名にも慣れてきた……と思ってたんですが、こないだ蒼山さんと対談したとき、いつのまにか自分が九里のつもりになってて蒼山さんに「川原さんは……」とか呼びかけてしまいました。これは単にトシのせいかもしれませんが。

>セレスティさん
本当に、この一年はあっというまでした……。
二年目はもうちょっとジックリ過ごしてみたいとおもいます(笑
がんばります!

>さてとさん
今にして思えば、Web版を毎日更新していた頃の活力はどこから来てたんでしょうね……(笑
いまやアクセルの四ヶ月ペースでもひーこら言ってますが、せめてそれは守っていけるようがんばります!

>8931さん
いや関係なくないですよ!(笑
ソードアート・オンライン5巻は秋のちょっと前に出せるよう、現在作業中です。がんばりますのでよろしくお願いします!
Posted by 川原礫 at 2010年04月24日 05:46
昔たまたま見つけたソードアートをみてプロになればとコメント書いたけどプロになったんですね。もとは応募さくだったんだですね。
あれを読んで落とすなんてセンスないというか、小説家になれるかなれないかなマジックをかけれるかかけれないかだから、その作者が物語に読者を引き込めるマジックを使えるかわすぐわかるんだけどな。
Posted by 通りすがり at 2012年06月02日 01:48
川原礫様  初めまして
SAO関連のオリジナル小説を書こうと思ったのですが、著作権の許可がいりますので、許可をいただきたいのです。お願いします。
Posted by 名もなきBRACK at 2013年02月27日 20:06
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